Cron ジョブ¶
正しく働くには、Kanboardは毎日の基本的なバックグラウンドジョブの実行を必要とします。しばしばUnixプラットフォーム上では、このプロセスは cron
が実行します。
このバックグラウンドジョブはこれらのために必要です:
- レポートと統計(個々のプロジェクトの毎日の統計の計算)
- 期限切れタスクの通知の送信
- イベント"タスクのためのバックグラウンドジョブ(毎日)" に接続された、自動アクションの実行
Unix・Linuxプラットフォーム上での設定¶
Unix/Linux上では、これらのcronjobを設定するには複数の方法があります。これはUbuntu 14.04での例です。他のシステムでも手順はよく似ています。
webサーバーのユーザーのcrontabを編集する:
sudo crontab -u www-data -e
毎日午前8時にcronjobを実行する例:
0 8 * * * cd /path/to/kanboard && ./cli cronjob >/dev/null 2>&1
注意: Sqliteを使用している場合はcronjobのプロセスにデータベースに書き込み権限を与える必要があります。通常、webサーバーのユーザーでcronjobを実行すれば十分です。
Microsoft Windows Server での設定¶
反復タスクを設定する前に、Kanboard CLI スクリプトを実行するバッチファイル(*.bat)を作成してください。
ここに (C:\kanboard.bat
) の例を示します:
"C:\php\php.exe" -f "C:\inetpub\wwwroot\kanboard\cli" cronjob
PHPの実行ファイルのパスとKanboardのスクリプトのパスは実際のインストールに合わせなければなりません。
Windows タスクスケジューラーを設定してください:
- “管理ツール”を開く
- “タスクスケジューラ”を開く
- 右枠内の “タスクの作成”を選択する
- 例えば、“Kanboard” のように名前を入力する
- Sqliteを使用している場合は、'セキュリティオプション"の下で、データベースに書き込みできるユーザーを選択する (おそらく、 IIS_IUSRS の設定に依存)
- "トリガー"を作成し、「毎日」と時間帯を、例えば深夜帯になるように選択してください。
- 新しい操作の追加で、"プログラムの開始"を選択し、先に作成したバッチファイルを選択してください。
URLを呼び出す設定¶
利用中のホスティングサービスがCLIアクセスを提供していない場合、URLの呼び出しによってcronjobを実行できます。URLはwebhookトークンを利用することで保護されており、追加のセキュリティのためにHTTPSを経由して呼び出すべきです。
Cron job のURL (URL rewriteが有効な場合)は:
https://domain.tld/cronjob?token=WEBHOOK_TOKEN_HERE
です。