新しいバージョンへのアップグレード

警告

ChangeLog を見ること無しで盲目的なアップデートをしないでください。 重大な変更点の確認を怠らないでください。

殆どの場合、Kanboardを新しいバージョンへのアップグレードはシームレスです。この手順を要約すると、単純にdataフォルダを新しいKanboardフォルダにコピーするだけです。Kanboard は自動的にデータベースのマイグレーションを実行します

アップグレードを実行する前の重要な事

  • アップグレードする前に毎回データフォルダのバックアップを取る
  • バックアップが有効か確認する
  • 毎回 ChangeLog を読み、大きな変更点を確認する
  • workerを使用している場合、停止する
  • ソフトウェアのアップグレード中にユーザーに使用されるのを避けるため、webサーバーをメンテナンスモードに置く

アーカイブよりインストール (安定版)

  1. 新しいアーカイブを展開する
  2. data フォルダを新しく展開したディレクトリにコピーする
  3. もし config.php をカスタムしてるなら、それもコピーする
  4. プラグインをインストールしている場合、最新版にアップデートする
  5. data ディレクトリをwebサーバのユーザーが書き込みできるようにする
  6. 必要ならば .htaccess ファイルも修正する (例:SSL接続の強制)
  7. 動作試験
  8. 古いKanboardのディレクトリの削除

リポジトリからインストール (開発版)

  1. git pull
  2. ログインして、全て問題が無いか確認する。
  • この方法は 現在開発中のバージョン をインストールするため、自己責任で使用してください。
  • ChangeLog を見ること無しで盲目的なアップデートをしないでください。

手動でのSQLマイグレーション

デフォルトでは、SQLマイグレーションは自動的に実行されます。スキーマのバージョンはリクエストの都度確認されます。この方法では、Kanboardを別のバージョンにアップグレードする時、データベースのスキーマはあなたのためにアップデートされます。 この方法は 完全ではありません

  • マイグレーションを実行するとき、データベースにアクセスするプロセスが1つだけになることを確認してください
  • データベーススキーマの変更中にソフトウェアをユーザーに使用されるのを避けるため、Kanboardインスタンスを"メンテナンスモード"に置く

データベースのマイグレーションを手動で行うには、設定ファイル中の DB_RUN_MIGRATIONS パラメータを false にしてください。

Kanboardのアップグレードに必要な事が出来たら、以下のコマンドを実行してください:

./cli db:migrate